カテゴリ:中村 健一郎( 87 )

国立市N邸


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北側
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北東側
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東側


国立市で建築中の自宅。
南北に細長い28坪ほどの土地に建つ北庭のある住宅です。
家の設計を進めるにあたって、いろいろなことを考えましたが
悩みながらも決断をした大きなポイントが2つあります。

1.車を持たない
車はあったほうが便利ですよね。
とくに子どもが小さいときはなおさら。
でも、この土地では庭と駐車場の両立は難しい。
そして、庭の緑が見えるリビングが欲しい。
それならば、車を持たない生活を選択しようか。
駅から徒歩15分以内、歩くのは苦にならないほうだ。
天気が悪いときは、少し歩けばバスに乗って駅に行ける。
日常の買物はネット注文の宅配サービスを利用できる。
どうしても必要なときはタクシーやレンタカーを使えばよい。
車の購入や維持にかかる費用がなくなる。
そんなことを夫婦で話し合いながら
車無くてもなんとかなるかと踏み切ったのでした。
それでも、本当に車無くて大丈夫かな、、と時々思ったりもします。

2.北側に開く
この家は北側に開いて、南側を閉じています。
1階の北側にリビングがあり、リビングと北側道路の間に小さな庭を設けています。
南側にリビングや庭があるのが普通かもしれませんが
この土地では、南側に隣家に囲まれた庭をつくるよりは
北側でも視線の抜けがあるほうが良さそうだなと感じました。
北側に大きな窓をつくると寒い、、南側から光が入ってこないと寒いし暗い、、
そんな心配もありましたが、窓の配置、断熱性能アップ、内装材を明るくする、OMソーラーによる暖房など
小さな工夫を重ねれば、北向きでも快適な場所になりそうだと思えたので
南向きではなく、北向きのプランとしました。
また、北側の道路側に開くということは
通りに対して建物の顔や庭の植物を見せることができます。
戸建住宅をつくるということは、その家に住む人のためだけでなく
街並みを豊かにするという社会的な側面もあると思います。
そんな想いも含めて、北側に開くことにしました。

他にも設計を進める中で考えたこと、この土地に決めるときに考えたこと等
ちょっとずつ紹介していければと思います。


(設計部・中村)





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by ai-labo | 2019-03-30 09:00 | 中村 健一郎 | Comments(0)

納屋


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新しく設計をする土地を見に行った帰り道
かわいらしい佇まいの納屋を見つけ、足を止める
スカートをはいているような形、絶妙な配色と寂び感
偶然に四葉のクローバーを見つけたような嬉しい気持ちになる

(設計部・中村)





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by ai-labo | 2019-03-30 07:00 | 中村 健一郎 | Comments(0)

果物フォーク


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果物を食べるための二又のフォーク。
くすんだ色合いと原始的なかたち。
新しいものだけど、使い古したもののようにも見える。
この道具を使ってリンゴをかじったら、どんな味がするだろうか。

・fork:果物フォーク/工人舎
 黄色い鳥器店にて購入


(設計部・中村)





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by ai-labo | 2019-01-11 09:20 | 中村 健一郎 | Comments(0)

これからどうぞよろしく


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東村山市A邸のお引渡しをしました。
お引渡しのときは、椅子もソファもベッドもないことが多いので、がらんとした空間の中に立っているか、床に座るか、お客さまもこちらもなんとなくそわそわした感じがあります。お引渡しはそんな感じなのかもしれませんが、今回は窓辺のソファもダイニングテーブルやダイニングチェアもあるのです。すべて小泉誠さんのデザイン。家具が入ると、生活のイメージが湧くからなのか、よいしょと座る場所が出来るからなのか、それまで少しよそよそしかった家との距離がぐっと縮まった感じがします。これからどうぞよろしく、住まいと住み手がお互いに声をかけあっているようなお引渡しができたと思います。


・sofa:kitoki/kitoki day bed
・table:大工の手/hashira-table
・chair:宮崎椅子/U chair


(設計部・中村)





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by ai-labo | 2018-12-20 11:07 | 中村 健一郎 | Comments(0)

ホッとする景色


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歩いていると、ふと「あっ、この感じなんかいいな」と思うシーンがある。
多くはひと昔前の時代を感じさせるお店だったりします。
既に当初の機能を失っていたり、失いかけていたり
新しい時代に負けずに元気な姿を見せ続けていたり
殻はそのままに、中身は変わっていたり。
それぞれの違いはあるにしても
こんな景色を見かけると
なぜだか肩の力が抜けて、ホッとしてしまうのです。


(設計部・中村)





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by ai-labo | 2018-12-13 15:20 | 中村 健一郎 | Comments(0)

いやなものが何もないのがいい建築


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自宅の設計、ゆっくりとですが、何とか進んでいます。
本当にこれで良いのか?もっと他に良いプランがあるんじゃないのか?と自問自答と夫婦会議の日々です。考えすぎて分からなくなると、偉大な諸先輩方の言葉にヒントがあるんじゃないかと思い、建築家の方の本をいろいろ読み返しています。その中で、確かにそうだなぁと思ったことを1つご紹介。中村好文さんの著書「中村好文、普通の住宅、普通の別荘」で、後半に三谷龍二さんと山口信博さんが「中村好文さんの世界」というテーマで話をした内容が掲載されています。その中で、中村好文さんが「いやなものが何もないのがいい建築」と言っていたという話があります。目についていやだなと感じるものがない、意図や主張が目障りにならない。そうかぁと思い、もう1度図面を見直してみる。普段から地味な設計をしているので、目障りになるほどの意図や主張が感じられるところは無さそうですが、ここは本当に使うのかな、この大きさで良いのかな、とりあえずの形になっているな、など気になっていたところがいくつかあったので、そこを気にならなくなるまで修正してみました。修正案を見てみると、それ以前よりも1段良い設計になった感じがします。デザインはらせん階段のようにぐるぐる回りながら上がっていくというような話を良く聞きますが、確かにそうかもしれません。1月の工事着工を目指して、ぐるぐるぐるぐる目を回しながら走っていきます。


(設計部・中村)





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by ai-labo | 2018-11-29 18:10 | 中村 健一郎 | Comments(0)

国立市S邸

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国立市で計画中のお住まい。
南北とも2階建の住宅が隣地に建つ東西に長い敷地に、2.5間×6間の2階建+下屋(バルコニー付)の形。2階リビングのコーナー窓から敷地南東側に抜ける景色を楽しむことができます。玄関廻りは限られたスペースの中でも、小さな庭のあるアプローチをつくり、1階部分の壁面を後退させて、駐輪スペースを確保するなど工夫をしてみました。ここのところ、国立市でのお仕事が続いていますが、自分が住む街をつくる仕事に関われるというのは、プレッシャーもありますが、、とてもやりがいのあることです。

(設計部・中村)





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by ai-labo | 2018-11-13 14:32 | 中村 健一郎 | Comments(0)

東村山市A邸 庇の納まり

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久米川町の家、ただいま木工事中です。
屋根は軒の出がない形で、2階の南側窓の上には大工さんや板金屋さんがつくる造作の庇をつけています。造作の庇の鼻隠し・破風(この場合は庇の正面と側面のこと)には木材をつけることも多いのですが、今回は金属板仕上げとしています。庇をできるだけ少ない素材で見せることやメンテナンスに手がかからないことを考えてみました。建物完成時にまたご紹介させていただきます。

(設計部・中村)




「つむじ、暮らしの文化祭」(11/4開催)

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by ai-labo | 2018-10-29 13:05 | 中村 健一郎 | Comments(0)

定規


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11/4開催の「つむじ、暮らしの文化祭」の企画「お気に入りの道具」展に出品するものを探そうと、会社のデスク回りを見渡してみる。仕事をする上で使用する道具はたくさんありますが、設計という仕事ならではとなると、やはり「定規」でしょうか。小学生の頃から筆箱(今はペンケースと呼ぶのが一般的でしょうか)にはプラスチック定規を常備していましたが、専らノートに真っ直ぐな線を引くための道具として使っていました。大学生になり建築を学ぶようになると、コンベックス(金属の巻尺)と三角スケールを持つようになりました。実際はあまり使いませんでしたが。設計の仕事をはじめてから、ようやく「測る」ということや「寸法を決める」ということが大事なことだと分かってきて、今では毎日何らかの定規を手にして寸法を測り、図面に寸法を書き込んでいます。そんなときに使う道具たちです。

■UCHIDA / オストップ35(写真上)
ぽてっとした形と赤い色がかわいらいしい3.5mの巻尺。
巻尺が細いので、建築敷地、道路幅、天井高等長い距離を計ろうとするとヘタってしまうので一苦労なのですが、、デスクまわりに置いておいても他のものとなじんでくれる見た目なので、気に入って使っています。

■STAEDTLER / 三角スケール ポケット型 建築士用(写真中)
シャツのポケットに入るシンプルな三角スケール。
1/20、1/50、1/100、1/200、1/250、1/300の6つの縮尺の定規がついています。三角スケールは赤とか青の色が入っているものを良く見かけるのですが、白地にグレー塗装?のみのシンプルなデザインが気に入っています。手書きで詳細図などを書くときに便利です。それと、つまみやすいので線を引くだけでも便利です。

■シンワ測定 / 直尺シルバー15cm(写真下)
シンプルなステンレスの直定規。
三角スケールが便利なので、あまり出番は無いのですが、、定規先端まで目盛がついているので、細い溝の深さを測ったり、模型作りで小さなものを真っ直ぐ切るときに使用しています。


(設計部・中村)




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by ai-labo | 2018-10-19 10:53 | 中村 健一郎 | Comments(0)

カルティオ


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イッタラ社のカルティオ。
大学生の時に買って以来、約15年使っているグラスです。
いま思えば、初めてデザインというものを意識して買った食器かもしれません。
また、いまだにデザインというものを考えさせてくれる食器です。

デザインって何なのか?
古代ローマの建築家ウィトルウィウスは、建築の条件を「強・用・美」と定義しました。
建築ではないですが、僕がまずイメージするのはこのグラスです。
テーブルの上から落としても割れなかった強さ。
朝食の牛乳、夏の麦茶やソーダ、ビールやワイン(僕は飲めないので来客の際に)、幅広く対応できる柔軟さ。
普遍的な形の美しさ。
そういったことを全部含めて「強さ」のあるデザインだと感じます。

日々の住宅設計、そして、ついに始まった自宅の設計。
いろいろ悩んだときに立ち戻る一つのイメージです。


(設計部・中村)




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by ai-labo | 2018-09-27 10:26 | 中村 健一郎 | Comments(0)