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国立市N邸


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北側
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北東側
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東側


国立市で建築中の自宅。
南北に細長い28坪ほどの土地に建つ北庭のある住宅です。
家の設計を進めるにあたって、いろいろなことを考えましたが
悩みながらも決断をした大きなポイントが2つあります。

1.車を持たない
車はあったほうが便利ですよね。
とくに子どもが小さいときはなおさら。
でも、この土地では庭と駐車場の両立は難しい。
そして、庭の緑が見えるリビングが欲しい。
それならば、車を持たない生活を選択しようか。
駅から徒歩15分以内、歩くのは苦にならないほうだ。
天気が悪いときは、少し歩けばバスに乗って駅に行ける。
日常の買物はネット注文の宅配サービスを利用できる。
どうしても必要なときはタクシーやレンタカーを使えばよい。
車の購入や維持にかかる費用がなくなる。
そんなことを夫婦で話し合いながら
車無くてもなんとかなるかと踏み切ったのでした。
それでも、本当に車無くて大丈夫かな、、と時々思ったりもします。

2.北側に開く
この家は北側に開いて、南側を閉じています。
1階の北側にリビングがあり、リビングと北側道路の間に小さな庭を設けています。
南側にリビングや庭があるのが普通かもしれませんが
この土地では、南側に隣家に囲まれた庭をつくるよりは
北側でも視線の抜けがあるほうが良さそうだなと感じました。
北側に大きな窓をつくると寒い、、南側から光が入ってこないと寒いし暗い、、
そんな心配もありましたが、窓の配置、断熱性能アップ、内装材を明るくする、OMソーラーによる暖房など
小さな工夫を重ねれば、北向きでも快適な場所になりそうだと思えたので
南向きではなく、北向きのプランとしました。
また、北側の道路側に開くということは
通りに対して建物の顔や庭の植物を見せることができます。
戸建住宅をつくるということは、その家に住む人のためだけでなく
街並みを豊かにするという社会的な側面もあると思います。
そんな想いも含めて、北側に開くことにしました。

他にも設計を進める中で考えたこと、この土地に決めるときに考えたこと等
ちょっとずつ紹介していければと思います。


(設計部・中村)





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by ai-labo | 2019-03-30 09:00 | 中村 健一郎