機械へ差し出した日々の報酬と引き換えに、 ゴム手袋から差し出されるプラスチックの食器。 ひとり暮らしの名の元に、摂取へと陥った食事。 長居の出来る店ならば、全神経は手中の文庫本に。 「自分の時間は自由に遣うケンリがあるのだ。」 さりとて。 年の節目の催事にて、早朝から轟々と炎が上がる。 赤白い塊から、何かが滴り落ちる毎に【名称:牛肉】となる。 おっちゃんがそれを細切れにして、 年季の入った網でもう一度炙って塩胡椒。 作業の合間に手に入れたオコボレを、煤に塗れつつ頬張る。 「…あ、美味しい。」
by ai-labo
| 2018-01-12 19:25
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