電車での通勤時間はiPhoneでネットニュースを見るというのが定番になっていましたが、今日は家を出るときに、ふいに文庫本を持っていこうという気になり、本棚から1冊の本を手に取りました。数年前に買って、数ページ読んで本棚に埋もれていた本(堀江敏幸さんの「もののはずみ」)。短編のエッセイなので、電車で読むにはちょうど良いかなと。この本は、作家の堀江さんのモノの好みや出会ってきたモノたちとの想い出が書かれています。最初の話の中で、「・・・しかしそこにはひとつ、はっきりとした好みがあった。自分と同時代に生まれたきらびやかなものではなく、また極端に古くて実用に耐えないものでもなく、以前は良く見かけたけれど、最近ではすっかりすがたを消してしまった、ほんのちょっとむかしの製品のほうに関心があったのである・・・」という文章があり「あっ、それすごい分かります、うんうん」と心の中で相槌をうちました。以前に読んだときには、あまり印象に残らなかったのですが。おこがましいですが、自分と同じような感覚の人がいるんだなと思うと何だか嬉しいですね。こういう出会いがあるので本を読むのは楽しいですね。という、今日のできごと。
by ai-labo
| 2016-05-24 19:54
| 中村 健一郎
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