西尾です。
ゴールデンウィークに突入しましたが、皆さんどこかへお出かけの予定はありますか? 私は、特に所沢に来てからは、どこも人で一杯なこともあり そのほとんどを庭仕事に費やします。 この時期は、見ているだけで緑が気持ちよく、陽気もいいし、蚊もまだいないので いくら時間があっても足りないくらい作業に没頭します。 さて・・・ 「お庭は欲しいけれど雑草が生えるのが・・・」 とか 「雑草が生えないように 砂利を敷くかコンクリートを打ってください。」 というご要望をきくことがあります。 コンクリートは、夏の太陽が当たると蓄熱され、それこそずっとエアコンをつけっぱなしで過ごすことになります。 こんなわたしも「草取り」という黙々とした作業があまり好きではありません。 なんとか草取りという作業をさぼる方法をずっと模索していました。 草というのは、草取りをしたことによって土の中に眠っている限りない「種」に光を当て発芽を促すことになります。 なので「取っても取っても草が生えてくる。」ということになるわけです。 要は、土の中に眠っている「種」に光を遮断して目覚めさせなければよい。 あくまで、見た目の悪い「防草シート」やあまり体に良いとは言えない 「除草剤」という考え方はしないで・・・ たとえば・・・ 最初は土が剥き出しだった場所、笹やいろいろな雑草が生えていました。 そこに、野草の「カキドオシ」という草を移植。 一年後・・・ 統一された草で覆われいろいろな草が生えにくく、また 小さな雑草はその中に隠れて見た目、汚い印象がなくなりました。 ときどき、大きくなって幅をきかすような雑草を抜く程度になりました。 そうなると・・・ぐーんと庭づくりが楽しくなってきませんか? 野草や雑草を観察すると、とってもかわいいものや、美しい葉っぱの形をしたものがたくさんあります。 そういった草たちを自分の目線でひいきして残し、残した緑で覆い他のやっかいな草を発芽させにくくするのです。 あまり高くならず、地を這ってゆく植物が理想です。それを「グラウンドカバー」といい、言葉通り地面をカバーしてくれる植物です。 また、そういった方法を「選択的除草」といっています。 それは人それぞれの「選択」によって違います。 わたしの選択的除草は、種が風に飛んでゆくものタンポポの仲間やアザミの仲間…外来植物などです。 根の残る多年草は根こそぎ。種で増えるものは種ができる前に・・・ 春は可愛いけど夏になるとモンスターのようになる草も春だけ楽しんで種ができる前に抜きます。 例をいくつか・・・ コバンソウ 小判のような穂が風に揺れてかわいいです。 ノガリヤス 野草のグラス類は、本当に美しいものが多く秋に趣きある庭を作ってくれます。 まずは、野草や雑草を知ることで、ひいきの草を増やすと良いかなと思います。 わたしの愛読書。 もっと詳しく選択的除草に関して知りたい方は… Biotope Garden / ビオトープガーデン 『選択的除草、Ecoひいきな庭造り』 の記事を参照ください。 とってもわかりやすく おもしろくまとめてあります。 5月に暮らしの学校を担当させていただきます。 そのなかで庭づくりについてのこんなお話も庭の植物を例にさせていただこうかと思っています。
by ai-labo
| 2014-04-28 16:30
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