市川の投稿です。
この夏、数年前に亡くなった祖父の家が解体されました。特に高級な材料で造ってあるわけではなかったのですがまだまだ住める家でした。結局使う側の都合で築50年ぐらいで寿命を迎えることになります。経済力や生活環境など理由はさまざまですがその家を維持することはできませんした。 ふと思ったのが「家」という単語です。 音読みで「カ」「ケ」でなんとなくソフト的で、英語でfamily。 訓読みでは「いえ」「や」となりハード的なるようで、同House。 familyとhouseを日本では「家」というひとつの漢字で表されることがとても興味深いことかと思います。 その家の長男が跡継ぎになってその家に住み同じことを子供に託す、それが繰り返されて「いえ」と「ケ」が守られるという、ソフトとハードが一体になって継承されていた慣習が、近年崩れてしまって祖父の家のような結果になってしまうようです。 長期優良住宅を造りましょうと言われて、百年二百年住める家を造ってもそれは二代三代住み続けるわけではないとすればそれは何のための「丈夫なハード」なのでしょうか。建物自体に資産価値を持たせ売買することのみが目的であるならば少々さびしい気がします。 少々愚痴っぽい文章になってしまいまして、ごめんなさい。祖父からすれば私は孫ですが、孫と言ってもアラフォー。祖父の家のを守れなかった責任はないとは言えないと自分は、わずかな罪滅ぼしに家具や照明器具などをもらって来ました。大事に使い続けようと思いますが、今の私の住まいは骨董品店の倉庫のようになっています。 そんな夏でした。
by ai-labo
| 2013-09-02 16:36
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