カテゴリ:菊池 潤( 52 )

実写版 かぶ

幼少期。素直で正直で純真無垢な僕は
童謡「おおきなかぶ」を幼稚園のせんせいに読まれるたびに
どこかで「んなアホな。」と思っていたことは記憶の隅に残っている。

まさかリアル「おおきなかぶ」を拝む日が来るとは思わなんだ。

気が付けば、それはふた月前。
弊社内での民族大移動の日。つまり部署移動のための引っ越しの日である。
一日がかりで引っ越しを終えたなか、足りないものがあった。机の天板である。
弊社では事務机の上に天板を渡して、ナイス手触りにするのだが
大移動によるレイアウト変更により不足してしまったのだ。
必要な板の長さはおよそ3m強。設置場所は2階である。
階段は通らない。ならばどこから入れる?

ここからだ。

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「階段がだめなら窓から入れればいいじゃない。」
ごもっともであるが、すごい。
1:大きなものを引っ張り上げる
2:大勢でせーので引っ張り上げる。
3:ロープで引っ張り上げる。
おおきなかぶ要素フルコンボではないか。

眼福である。




by ai-labo | 2017-09-09 19:13 | 菊池 潤 | Comments(0)

夏の京コレ

あざとい笑いは嫌い。
ふとした時の違和感にくすりとくるのだ。


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「ひらがなで書く欄なのだもの。」嫌いではないそのお堅さ。

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ここ最近のスキャンダル何かない?

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もう楽になっていいんだよ。

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「よくもないし、わるくもない。」

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渡来のお客人への罠

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「そういうひとに、わたしはなりたい!!」

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ぼくは特殊皆様になりたいのです。

by ai-labo | 2017-08-29 10:00 | 菊池 潤 | Comments(0)

そーだ、せっかくなのだから××に行こう。

「この時期に行くなんて信じられねえよう。」
噂を聞きつけた元住民たちは一様に繰り返す。
この「人地獄日射地獄」の只中に行くなんて。
だって思い立ってしまったのだから仕方ない。
きっとあちらへ呼ばれていたのだ。まさしく。

到着し、白い弾丸汽車を降り立ったその瞬間。
早速、全身へ熱気と湿気がじわと纏わりつく。
ざっとレベル7くらいだろうか。知らんけど。
僕の周囲には雨霰のごとく異国語が飛び交う。
むしろ、母国語が全くと言う程に聞こえない。
成程弾丸は遂に国境をも越えてしまった様だ。

連日、お国の宝と名高いあれやこれを訪れる。
しかしこちとら三度目のご来場の余裕である。
渡来のお客人の生「ワーォ」もしっかり観察。
ところで彼らは一様に、実にいい表情をする。
寺社と庭園と渡来のお客人達。はんなり風味。

其処此処でお抹茶お抹茶、と言われてもねえ。
今回は奴らの言いなりになんてならないんだ。
お野菜だ豆腐だおばんざいだなんて知らんぞ。
そんな強がりは初日の到着後、すぐに崩れた。
あれもこれもそれもどれも。みんなおいしい。

そんな、あちいあちいお盆休みでござんした。

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by ai-labo | 2017-08-18 20:06 | 菊池 潤 | Comments(0)

真夏ののみもの

某しゅわしゅわ飲料の醸し出す「夏っぽさ」は何だろう。

あの飴色の透過光に爽快感を見出すからか。
あのラベルの赤は日焼けしそうな日射しか。
或いは涼しげなロゴの流線の形か。

要素1:雨風に朽ちたベンチに自転車。
要素2:瓶にまとわりつく水滴と日射し。
これだけであっという間に夏の腹の中ではないか。

ところが僕は炭酸飲料が嫌いだ。
だってしゅわしゅわが過ぎるのだもの。

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by ai-labo | 2017-07-31 19:06 | 菊池 潤 | Comments(0)

つこぽんトラップ

解っちゃいる。あたぼうよ。
徹頭徹尾つむじからつま先まで解っちゃいるのだよ。だがね?

擦れに擦れたこの世の中にも
つっこみポイント、略して「つこぽん」は其処彼処に散らばっている。
今日も今日とてつこぽんを確認すれば、じわりじわりとムズムズリ。
とはいえ社会人となったこの身。しかし社会人たるもの、動じてはならない。
これはトラップなのである。
クウルに、何事も無かったかのように振舞わねばならないのだ。

わざわ座の高崎での会議にお供つかまつったのは6月末。

関東圏各所より沢山の座衆の方々が来場する予定の会場内。
机や椅子、資料などのセッティングの最中。
会議に使う会場の一角にパーテーションがあり、
ちょっとしたシンクコーナーがあった。
ふとその中を眺めてみた。

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むむ。これは。
あざといあからさまなネタより、一見何もおかしくないレベルが美味しい性質なため
これは上等なシロモノである。

一見して洗剤である。きゅきゅっと爽快な洗剤である。
しかし記入された名詞はなんだ。この会場のどこで使うのだ。
ひとたび検索すれば本来の使用にまつわるページがほぼ出てこない危険物ではないか。
加えてこの文字もたいへんによい。なんだこのほんわか感は。
羊の皮を被った何とやら、とはこのことではないか。
ああ誰かに喋りたい。

しかし。こちらは裏方なのである。ましてや会議なのである。
参列者はもう間もなくである。騒いではいけない。クウルにならねばならない。

これも大人なのだなあ。
by ai-labo | 2017-07-14 17:40 | 菊池 潤 | Comments(0)

明かりの塩梅

お家に暮らす一家の団欒の場である居間の空間づくりは
設計においてのメインイベントとも言えます。

それだけに世界中の八百万の設計者たちは知恵や持ち味をふり絞って、
今日も今日とて。ひいひい言っているのですが、
ここでの大事な点のひとつは光の使い方。

「全面大開口がいい。窓・窓・窓。」というのも場合に由ればアリ。なのでしょうが、
きゅっと絞った開口から差し込む明かりの塩梅も大切であったりするのです。

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こちらは弊社で施工のi-works projectの吹き抜けの小窓。
いつまでも眺めて居たくなるではありませんか。
流石の名うての建築家・伊礼智さんのお手前。見物なのであります。

「なんとお施主様のご厚意につき、お披露目の場を設けさせて頂きました。」
「加えて当日は伊礼さんに登壇いただき、このPJについてのお話の場も設けさせて頂きました。」

お出でにならない理由はない、ですよ。

▼こちらよりどうぞ。
「i-works project1.0の家」完成見楽会
by ai-labo | 2017-06-25 18:43 | 菊池 潤 | Comments(0)

毎度の挿絵

「この日までに仕上げてくれると助かります。」

満面の笑みと共に告げられた弊社内の敏腕ainoha編集者からの宣告である。
はて、「タスカル」の概念とは。
ふうむ、、、もうそろそろ梅雨入りだなあ。などと濁せるお茶もなし。

みなさま方のお手もとに毎月お届けの小冊子、ainoha。
これのあちこちに載っている挿絵の一部を作成させて頂くのだ。
今回は7月末ごろに完成予定のお家で開かせていただく見学会の間取りのペン入れ。
毎回色付けをきれいにしたいものの、
毎回納得のいかない出来になってしまうのが悲しい。

結果やいかに。

▼いずれ掲載された際はぜひお越しを。
http://aibaeco.co.jp/event/
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by ai-labo | 2017-06-11 18:26 | 菊池 潤 | Comments(0)

招かれざる、あれ。

「出るなよ?いい子だから出てくるんでないぞ?」

地下にはたくさんの浪漫が眠っている。
ティラノサウルスさんに徳川マネーに何ぞやの秘宝。

埋蔵物包含地というものがある。
文字通り「この辺りには埋蔵物(土器やら遺跡的なモノ)が埋まってるよ」というエリア。
各行政によってあちらこちらに設定されているのだが、
このエリアで建築工事を行う場合は行政へ届け出なければならないのだ。

「このあたりはたいへんに貴重なあれやこれが埋まっている、かもしれないエリアぞ。
いきなり家を建てずにちょいとお待ちよ。どこに建てるのだい?
建てる前に何もいないか、ちょいと地面を掘らせておくんない。」というわけである。

そしていざ当日。ここ掘れわんわん。
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建築予定の建物に支障が出ないところをこの様にわんわんするのである。

僕:「この辺りって、よく出たりするんですか?」
市のかた:「先月に向こうのほうで結構出たんですよ。」
僕:「?!」
僕:「えーと、もし出ちゃった場合ってどうなるんですか?」
市のかた:「その場合は本格的に調査したいので工期の見直しをお願いするかもしれません。」

まずい。出るな。出るなよ?
かつてこの場所に建っていた建物の塩ビ管の残骸が出土するたびにびくびくする僕。
世にも珍しい「塩ビ管にビビる男」とは僕のことだ。

結果がわかるのは同日の夕暮れと市のかたは言う。
心臓が持たないので、あとは宜しくとばかりに現地を後にしたのだった。

速報:「お向かいの田中さんちのお茶碗」クラスの縄文土器、数点出土。
結果:「お向かいの田中さんちのお茶碗」なら問題なし。存分に建てるのだ。

こんな風にして建築は始まるのである。
by ai-labo | 2017-05-26 10:00 | 菊池 潤 | Comments(0)

小話

僕が弊社に入社してから早3年が経過した。

「何とあっという間だったろう。
会社のみなさんは、あれやこれと指導してくださって
僕はたいへんに感謝の気持ちでいっぱいです。」

そんなふうに灌漑深く思っていた先日、
弊社のホワイトボードの朝礼の当番表を見て思った。
「萩野」さんはいません。「荻野」さんです。
「菊地」さんもいません。「菊池」さんです。

この日書いたひとはどなた?

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by ai-labo | 2017-05-12 18:47 | 菊池 潤 | Comments(0)

マダム食堂

僕がまだ「きょうりゅうがくしゃ」になってやると
活き込んでいた小さい頃。
がおう、と吠えこそはせずとも地面をほじほじすることが日課のあの頃。

我が母も同じく「お料理じょうず」になってやると
斉しく活き込んでいた。そしてお菓子のレシピ本を買ってきた。

そんなある日のこと。
レシピを眺めて「これ食べたい」と僕は宣言をした。
指差す先は上級者編の項に並ぶシュークリーム。
別にシュークリームである必要はないのだ。
買って来なければ手に入れられないお菓子を自宅で作り出すのを眺めたかったのだ。

「今日はあれもこれも材料が無いからまた今度ね。」という。
そしてあれから十余年。現在に至る。思い立った日こそが吉日であったのだ。

そんな固定概念は突如、頬を打たれるがごとくの衝撃とともに
「マダムたつた」によって覆されたのだった。
モデルハウスにてお客様との打ち合わせが終わったそのあとの事である。

「お疲れ様。炊き込みご飯あるよ。蕪も漬けてきたから。ごはんにしてって。」
「わ、ありがとうございます!」
「食後にパウンドケーキもあるよ。」
「なんと。すごい立派じゃないですか。どこのですか?」
「何言ってんの。作ってきたのよ」
「?!」

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弊社のモデルハウスママさんズの雄の一、「マダムたつた」は料理上手で知られている。
日常の食事はもちろん、そしておやつに至るまでをもれなく網羅しているのだ。
ひとくちにパウンドケーキと言ったとて、
「ばななと70%カカオのチョコのケーキ」
「オレンジピールのケーキ」
「ほうれん草とくるみのケーキ」、、、である。素材の組み合わせがお店のそれである。
そして何と言ってもおいしいのだ。

そんなマダムのお手前をあの頃に味わっていたならば。
あるいはもう数ミリは素直なよいこに育っていた、やもしれない。
そんなマダムの味を知れる機会があったならばなあ。

ときどき弊社のイベント欄や今月号の「あいのは」を眺めたらば
おや、と思うことが起こるかもしれません。 

お見逃しなく、、、

https://aibaeco.co.jp/event/info
by ai-labo | 2017-04-28 10:20 | 菊池 潤 | Comments(0)