マダム食堂

僕がまだ「きょうりゅうがくしゃ」になってやると
活き込んでいた小さい頃。
がおう、と吠えこそはせずとも地面をほじほじすることが日課のあの頃。

我が母も同じく「お料理じょうず」になってやると
斉しく活き込んでいた。そしてお菓子のレシピ本を買ってきた。

そんなある日のこと。
レシピを眺めて「これ食べたい」と僕は宣言をした。
指差す先は上級者編の項に並ぶシュークリーム。
別にシュークリームである必要はないのだ。
買って来なければ手に入れられないお菓子を自宅で作り出すのを眺めたかったのだ。

「今日はあれもこれも材料が無いからまた今度ね。」という。
そしてあれから十余年。現在に至る。思い立った日こそが吉日であったのだ。

そんな固定概念は突如、頬を打たれるがごとくの衝撃とともに
「マダムたつた」によって覆されたのだった。
モデルハウスにてお客様との打ち合わせが終わったそのあとの事である。

「お疲れ様。炊き込みご飯あるよ。蕪も漬けてきたから。ごはんにしてって。」
「わ、ありがとうございます!」
「食後にパウンドケーキもあるよ。」
「なんと。すごい立派じゃないですか。どこのですか?」
「何言ってんの。作ってきたのよ」
「?!」

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弊社のモデルハウスママさんズの雄の一、「マダムたつた」は料理上手で知られている。
日常の食事はもちろん、そしておやつに至るまでをもれなく網羅しているのだ。
ひとくちにパウンドケーキと言ったとて、
「ばななと70%カカオのチョコのケーキ」
「オレンジピールのケーキ」
「ほうれん草とくるみのケーキ」、、、である。素材の組み合わせがお店のそれである。
そして何と言ってもおいしいのだ。

そんなマダムのお手前をあの頃に味わっていたならば。
あるいはもう数ミリは素直なよいこに育っていた、やもしれない。
そんなマダムの味を知れる機会があったならばなあ。

ときどき弊社のイベント欄や今月号の「あいのは」を眺めたらば
おや、と思うことが起こるかもしれません。 

お見逃しなく、、、

https://aibaeco.co.jp/event/info
by ai-labo | 2017-04-28 10:20 | 菊池 潤 | Comments(0)