まとう、とは?

こんばんわ。設計部の菊池です。

先日、早めに会社を出て銀座へと向かいました。
というのも大学からの友人が銀座のとある裏路地に構える
服飾を主に扱うセレクトショップにて、
臨時ではあるが店の番をしていると聞いたためです。

いざ教えられた住所へ向かうとそこにあるのは
何とも年季の入ったビル。
ところが店名のサインを探すもなかなか見当たりません。
入り口横をよーーーく見てみると
店名の横にB1Fとだけ書かれた紙が控えめに貼ってあります。
恐る恐る中に入り、すり減ったタイルが敷かれた階段を下ると、、、
降りた先には開いたままの鉄の扉。
中は10畳あるか無いかの空間です。
後方を振り返り、店番を無事発見できました。
f0264759_1958260.jpg


しばらく友人の着せ替え人形になって楽しむうちに
ここにある服や雑貨が何か「違う」と思い始めます。
陳列された全ての物が発している、ずっしりとした雰囲気。

「やばいでしょ?」と友人。
生地からこだわった物。
機能的でかつ、しっくり来る物。
これだけずっしりとしているのに手の届く値段の物。
付けられた値段の理由に完全に納得してしまう物。
「手にした時から何年間も本当に大事にできる物が集められている」とのこと。
履いた途端にぞくりとした靴なんて今までありませんでした。

ふと服と言うものは面白い物だなと思います。
元々は暑さ寒さをしのぐ道具であったものが
それをまとう人の一部となって行動や雰囲気を演出しているのです。
人よりも恥ずかしく、あるいは得意げになり
その場の空気は気楽にも厳かにもなります。

自分の一部とする物に何を選ぶのか。
自分のためにまとうのか、あの人のためにまとうのか。
そう考えるとラブアンドピースの人たちも4649の人たちも
何だか立派に感じてきます。

「身にまとう」、「服」とは何かを考えさせられた夜でした。

CATHEDRAL
by ai-labo | 2015-07-27 20:11 | 菊池 潤 | Comments(0)